日本のパン

世界には5,000から6,000種類のパンがあります。みなさんは日本が発祥のパンをご存じですか?

日本には1543年にポルトガル人から伝来しました。米食が主流であった日本人の間にはパンはなかなか広がらず、パンが庶民に広まり食べられるようになったのは1860年代だと言われています。日本人の嗜好に合わせて、あんぱん・メロンパン・クリームパン・カレーパンなど日本独自のパンが誕生しました。

日本のパン

1874年に木村屋ではパンを多くの人に食べてもらおうと試行錯誤していました。酒饅頭(さけまんじゅう)の酒種(さかだね)(米と麹から作られた種)を利用し、饅頭のように餡子をパン生地で包んだ「あんぱん」を開発しました。

パンに餡子を包んだところから派生し、ジャムパンやクリームパンも誕生しました。

パン生地の上にビスケット生地を乗せて焼いたメロンパンにはいくつか由来がありますが、現在のメロンパンとして定着したのは1930年以降のようです。メロンパンは見た目がメロンに似ているためメロンパンと呼ばれており、基本的にはメロンは使用されていませんが中にはメロン果汁の入ったものや、クリームの入ったメロンパンもあります。

カレーパンは1930年代に洋食パンというパンの中に惣菜を入れ揚げたものなどいくつか由来があります。カレーを中に入れると水分を多く含むためにうまく焼けなかったためカツレツにヒントを得て揚げるようになったそうです。現在では製パン技術の向上により焼いているカレーパンもあります。

日本で生まれたユニークなパン、ぜひ食べてみてくださいね!

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